2022年10月24日月曜日

みちのくひとり旅

先日、リピーターのチャーさんが撮ってくれた「シーキャビンと星空」


iPhone13らしいのですが、一眼レフですか?っていうクオリティですね。
チャーさん、あざっす!!


こんにちは。
秋めいてきましたね。
オリオン座流星群はみましたか?
流れ星って、無条件で嬉しいですよね。


さて本日の本題。超長いので、お時間ある時にでも、暇つぶしにして下さいね。

先々週、俺は遅い夏休みを頂き、1週間かけて東北トリップをしてきました。

最終目的地は青森県三沢市。
片道約850kmです。


52歳・挑戦の旅。今回は「宿には泊まらない」をテーマに旅してきました。

トリップメーターをZEROに戻し、


板2本、ウエット2枚、テント、寝袋、ガスコンロ、お泊まりセット、おしゃれセット、本、ビタミンミネラルなどなど、バックミラーが見えるように板は助手席です。


月曜(体育の日)の10:30出発。


常磐道四倉パーキングにて、体調管理のため「ゆべし」購入。


そして、北福島の「カラス」というブレイクで1ラウンド。なかなかハードな波でした。


ココまでは高速で来ましたが、ココからは下道で青森を目指します。


仙台でキャバクラに行きたい気持ちをグっと堪え、


無料の三陸道でひたすら北上です。


ほぼ高速っぽいのですか、出入り口に料金所はなく、三陸道沿いにも給油所や売店の付いたパーキングはありませんでした。(対面通行で制限速度は80km)

目的地近くの階上(はしかみ)ICで三陸道を降り、海に着いたのは翌日0:30。


1ラウンド1時間の寄り道があっても、半分以上下道で来て、13時間ってとこでした。
もし東北道を使ったら、結構早く着きますね。
9時間切るんじゃないですか?

この日は大雨だったのでテントは張れず、灯台近くにある屋根のあるステージのような所の隅っこを拝借して、寝袋で野宿としました。


寒かったので、ダウン着たままおやすみなさい💤


翌朝5:50に目が覚め、寝袋の中から朝イチのパチリ。

3名ほど散歩している人が横切りましたが、誰も俺の存在には気づいていないようでした笑

何より、この灯台に見守られて寝た事が、このトリップの1番の思い出かな。


外から見たこの日の宿。


このステージの右奥が俺の宿です。




そして目の前がサーフポイント。ここはサーフブレイクというより、日本には数少ない完全なるサーフポイントでした。


寝袋を片付け駐車場に戻り、小一時間、ローカルとコミュニケートをとり、ローカルのリズムと波を観察して、怒られないようにそっとパドルアウト。

1番手前で約10分観察し、猛烈にペコリペコリ挨拶をしながらピークへ向かいました。

ここはメチャクチャ民度が高く、必ず挨拶を返してくれます。
波を競り合ったり、怒鳴ったり、もちろん前乗りしたり、なんて事は一切なく、みんなにっこにこで波乗りを楽しまれていました。
超上手い人も5人くらい居たのですが、誰も「俺が俺が主義」の人は居らず、みんなメローに、でも凄いリップを繰り出していました。


朝イチのサイズはダブルからダブル半。たまのセットはトリプル。

ライト・レフトともワールドクラスのクオリティで、ライトは抜けられないと猛烈に食らうヘヴィなリップです。



三沢基地から来てるこの外人さんも、この通り、板まっぷたつになってました。


南無🙏🙏🙏

下2枚は俺の目を引いたロコ。



ロコガールも、掘れたピークを果敢に攻めていました。


1ラウンド終わって、ご満悦でおにぎりを食べていると、ある男性に声をかけられ、しばしトークセッション。
彼の名はテル君と言い、スタイリッシュなロングボーターでした。


お互い何となく惹かれ合うものがあって、意気投合し、俺の2ラウンド目をカメラに収めてくれました。


↑出入り口はこんな感じ。

↓バックドアというライトブレイクはこんな感じ。


もうこの時間帯(13時頃)には、サイズはかなり落ち着き、頭半くらいになってしまいました。


それでも全然良い波ですね♬


楽に100mは乗れるスーパーライトでした。


テルくんありがとう。良い記念になりました。

そしてこのテルくん。三沢でもつ焼き屋を営んでいるのですが、良かったら食べに来ませんか?と…
なんと誘ってくれたのです。

これは行かない手は無いですよね。

とりあえず銭湯で潮を流して、



もつ焼き屋「カドヤ」に向かいました。



とりあえずテキトーに!!で、お願いし、出てきたのはこんな感じ。




いやマジで、どれも絶品でした♬

↓仕事熱心なテルくん。


この日は、テルくんの仕事終わりまで待ってアフターw


テルくんちに泊めて頂くことになってしまいました。なんというラッキーな日だったでしょう。持ってるな俺✌️😎

この日はお互いの生い立ち等、話尽きることなくワイン4本近く空け、気絶状態。気づいたら翌日(水曜)のお昼でした。

俺は前日のリーフブレイクで満喫状態だったので、この日はテルくんとフィアンセの波乗り写真を撮ることで、一宿一飯の恩返しをしました。





めっちゃスタイリッシュでメローなロング乗り。



彼女もグライド感たっぷりのロング・ショートの両刀使いでした。


テルくん、ほんとにほんとにありがとうございました。2人の結婚式は必ず行くからね🤝
千倉にもいつか遊びに来てね〜✋😇


水曜日昼、俺は三沢を出て岩手方面に南下。
道中「幸せ丼」を食らう。


しばし青森の絶景をどうぞ。









とある駐車場で出会ったこのカップル。


日本一周をしているようです。
インスタ、Youtube、良かったらフォローしてあげて下さいませ🙏
彼らは大物になりますよ♬


マオくんカホちゃん、またどこかで会ったらば、そん時は一杯やろうね!!


↓こちらは青森と秋田の県境。


海の中にありました。洒落てますね😆

ロコガールの着替えをパチリ。


怒られそうなので、この1枚で切り上げましたw

午後から夕方は、ひたすら岩手の海岸線を南下。



断崖の下には波乗りができそうなブレイクを発見。
波が出れば面白そうなブレイクでした。


何ていう場所だろう。
何ヵ所かサーフブレイクっぽいのを見つけましたが、どこもイマイチ。岩手はあまり波乗りに向いていない地形っぽいです。
リアス式海岸はサーフィンに向いていると思っていたのですが…

ということで、切り替えて観光。
岩手と言えば「あまちゃん」ですね。


じぇじぇじぇ




この晩は南岩手にステイ。
色々電池が切れて、写真がコレしかございません。


岩手ということで、宮沢賢治先生です。


そして翌朝(木曜)さらに南下して、日本が世界に誇れるビーチブレイク・仙台新港をチェックするも、サイズは腰腹、人は多めと、俺の最も苦手とするコンディション。
そそくさと尻尾を巻いて退散ですw

そして福島まで南下。
請戸、写真なし。
郡山、写真なし。
小良浜、写真なし。
富岡、


井出浜、


岩沢、


四倉、


色々チェックするも、どこもダメ。寒いし天気イマイチだし、こういう時、結局ここが安定のコンディションですねw


この日もノーサーフでしたが、ランチに行ったいわき市四倉のカフェ・Vege Herb Cafeのオーガニックランチに癒されました♬


無化調でココまでおいしく作れちゃうのですか? ってレベルでした。

その後は山の方に足を伸ばし、夏井川渓谷と、


夏井川鐵道を参拝。


この辺は、俺がまだリーマン時代(30年前)に出張で良く行ってた場所なので、懐かしく感慨深かい場所でした。
ただ、夏井川の色が少し燻んでいたのが残念…
上流で何か変化があったのかな…?

この晩はまた小一時間北上して、カラスというブレイクの目の前にテントを張り、


チゲ鍋で温まり、


宮沢先生に抱かれて眠りました。

翌朝(金曜)テントから起き抜けの1枚。


なんと、馬の散歩をしてました😆


土地柄ですか??笑

散歩といえば、俺のサーフィンのテーマとして「リラックス・調和・散歩」の3つがあります。
いかにリラックスして波に乗るか。
いかに波と調和するか。
いかにリラックスしながら、波と調和して、波の上を散歩するか。
前述のテル君も、波の上を散歩してたなぁ…
この馬の散歩を見ながら、そんな事を考えてノンカフェコーヒーを飲んでました。


なんて嘘です。
馬、うまそう…

とか、コーラ飲みながら考えていました🤣


さてこの日は何と言っても、the豊間!!


写真中央に小さく写っているチューブ。
これでも頭半くらいあります。

普段1時間くらいしか波乗りしない俺ですが、あまりにも俺好みのパワーと癖波テイクオフで、3時間半もやってしまいました。
まぁ結果は聞かないで下さいwって感じなんすけどね😂

そしてその夜は、いわきと言えばフナケンさん。


言わずと知れたサーフショップflowsのオーナーですね。
彼のお誘いで、ワインの試飲会に参加させて頂きました。

場所はいつもの親不孝通り。



今流行りのナチュールってやつです。


オーガニックで酸化防止剤不使用の、健康志向なワインですね。


ぶっちゃけ、今まで納得いくナチュールに出会った事がありませんが、この白はほんとに美味かった!!


シーキャビンでも仕入れようと思っております。

そーこーしてたら、いつものメンバーが合流。


たのしい夜となりました。
俺はほぼお酒は飲んでいなかったので、コーヒーでシャキっとさせ、30年前から馴染みのある岩沢海岸でテントを張ったのでした。


しかし誰かが警察に通報したようで、


職質を受けるという一幕もw

ええ、大嫌いな警察ですからね。もちろん逆ギレしてやりましたよ♬
「俺は30年前からココでテント張ってんだ、ふざけんな!! 安眠妨害だぜ💢🖕」ってね😎

そんな感じで俺の挑戦はそろそろ終盤。
土曜の早朝、ブレイク名は分からないけど、素晴らしいビーチのレフトを発見。


筋肉痛になるまで、丸1日満喫させて頂きました。

そして最後の1張り。


最初は2時間おきに起きてしまってましたが、もう波の音にも慣れ5時間きっちり爆睡出来るようになりました。
 
朝起きると、駐車場には偶然中村屋親子が!!


福島でコッチの仲間と偶然会うのもエモいものです。竜、源、また千倉で✋😊

日曜の早朝、3人でサクっと素晴らしいセッションをして、俺は帰路に立ちました。

道中、実家のある松戸までは下道でのんびりと。
親父・お袋とラストセッションw


このトリップのフィナーレに相応しいセットが入りました!!


もちろんポイントは松戸モンキーです♬

こーへー、まもる、ご馳走様ね。
いつもわがまま聞いてくれてありがと🙏

そして日曜晩、俺の挑戦は無事終了。
トリップメーターは2350km。


いゃ〜 良く走りました。
1週間経っても腰痛が治りません⤵︎

今回の東北トリップ、俺的には「生きる」と「生かされてる」を体感した旅となりました。

やはり表に出ないと、内側の良さも気づけず、もちろん外側の素晴らしさを知ることもない。すべての局面において「初心忘るべからず」という言葉を再確認する事が多かったように思います。

そして出会いは必然であり、全ては今までの自分の行動や、感じてきたものの導きなのだとも痛感したのでありました。

2015年、福島から仙台にかけてトリップした事があり、その時の教訓や出会いも、7年後の今回に繋がっている実感があります。
 
あの時は原発の事を色々書き、相当なバッシングを受けましたが(その時のブログは書き直しさせられましたw)、今でもやはり現行型の原発は要らないと思うし、補償金を貰えなかった人たちへの同情感は深くあります。
今現在も、海洋放出は議論の必要があるのは事実ですよね。

しかし、もう力強く前に進んでいる現地の方達の姿を見ていると、そんなのは余計なお世話であったようで「今自分にできる事をやろう」と想った旅でもありました。

そして最後に、いわきのYoung flows teamのみんな。10年後20年後はキミたちが主役です。
どうか先輩たちのカックイイ背中を見て、さらに素敵なプレイスにしていって下さいね。
俺は俺で、南房総を育みます。


See ya!! Friends✋😎