2014年9月22日月曜日

フンベのエニシ

こんにちは。
秋空が綺麗な昨日でしたね。


お元気ですか?



さて先週つぶやいたとおり、4泊5日でノースバウンドしてきました。
俺の夏休みって処です。

場所は北海道、十勝地方にある広尾という町。
下記地図の1の所です。


もちろんサーフトリップですが、今回は波が小さ過ぎて2ラウンドしか出来ませんでした。
でも、良いんです。
波は地元でもある。
でも、そこの仲間との会話や食事はかけがえの無い宝物なんです。
石塚さん、川原さん、そして州祐さん、ホントにありがとう!!
お世話になりました。
忘れないうちに、その時の事を書き連ねていきますね。

じっくり読むと10分位かかっちゃいますので、サーファー以外は軽く流して下さいねm(_ _)m



こちらを出発するとき、羽田の気温はジャスト30℃。


残暑といった感じでしたが、、
帯広に着いてみるとなんと18℃。
やはり北海道ですね。
しかも雨降りで表示温度以上に、とてもとても寒かったのです。


お迎えの川原さんにピックアップして貰い、一路目的地のフンベというブレイクへ。


道中どんよりしてましたが、それはそれは綺麗な景色で癒されるのです。
やはり来て良かった…

さて、目的地「フンベ」


がーーーん フラットです。。。

しょうがないので、襟裳岬方面に南下。
百人浜というビーチで、素敵なピークを見付けましたが、そーとー砂利道を歩かなければならず、移動で疲れていたのでこの日は見送りました。


セット腹って処かな。
もちろん無人です。

そして今回の宿へ。
広尾町の重鎮「石塚さん」のログハウスへとお邪魔しました。


しかも石塚さんの手作りなのです。


格好良過ぎやしませんか!?
しかもしかもすぐ隣に2軒目を建設中。


豪快きわまりない方です。

更に、庭にはベンツのウニモグ。
パリダカに出ていた本物(驚)


ありえませんね、、
しかもしかもしかも石塚さん、このウニモグのトラックバージョンも所有しているのです。

更に更に、メインの車はこちら。
トヨタのメガクルーザー


ここまで来るともう漫画ですね。
一般人でメガクルーザー持ってる人は日本に何人居るのでしょう??
中は百人風呂のように広かったです。

日が沈むと一気に寒くなり、コイツの出番です。


とても性能の良いストーブでした。
途中暑くて、窓開ける程なのです。

そして、ウエルカムパーティー漢祭りを開催して頂きました。

お刺身に、


鍋に、


メインのタラバガニ!


なんも言えねぇ


漢(おとこ)の食卓って感じでしょ!?
もうコレだけで北海道まで来た甲斐がありました。


左から、石塚さん、州祐(しゅうすけ)さん、川原さん。
石塚さんは「北の国から」の主人公、黒板五郎のモデルとなった人。

俺はこの広尾に訪れるのは3回目。
最初の2回は、友人の吉川祐二と。
今回は、彼の子供がまだ小さい為、俺1人の道東トリップなったわけですが、変わらずお相手をしてくれる仲間達には本当に感謝の気持ちでイッパイです。

この日を皮切りに、怒濤の飲み会続きとなりました。
俺の肝臓大丈夫か?
毎朝二日酔い、頭痛ス。

昼間は皆さんお仕事なので、ひたすらドライブをして北海道の自然に癒されて来ました。
なのでココからは、その思い出写真を連続アップしていきますね。

石塚ハウスからの夜明け寸前の十勝港。


ヤバかったっす。

こちらは前回、前々回と泊めて頂いた熊谷ハウス。


殆どジブリそのまんまって感じなのです。


熊谷さん、お元気ですか!?


広尾町からの南下編。
フンベの朝陽。


そこのローカル、ジョナサン君。


俺 : 波は?
J : なまら無いさぁ
俺 : そか、、
  で、何で翼広げてんの?
J : コレからデートさぁ
  羽の消毒だぁ
俺 : そかそか(^^) 頑張ってね!
J :ドライブすんなら警察に気をつけろぉ

と、警察に気をつけつつ
40分南下して、襟裳岬へ。


雄大です。

北海道デッカイドーは伊達ではないですね。



襟裳岬の気象観測所に、リーマン時代、俺が取り付けたプロペラ式風向風速計。
たしか小笠原精機製だったかな?


まだ元気に観測していました。
がむばってね。

広尾から襟裳にかけての海沿いの道を「黄金道路」言います。
何故かというと、、ここの嵐はハンパじゃない波を運んでくるので、すぐに海沿いの道やトンネルが決壊してしまい、何度直してもまた違うところが壊され、湯水のようにお金がかかる事から「黄金道路」と名付けられたらしいのです。


湯水のようにお金がかかる事からなら「ホステス嬢道路」でも良いですね。

トンネルの前後が壊されて、取り残された残骸トンネル。


至る所にあるのです。


北海道1長い「黄金トンネル」


ほぼ5kmとは… 
確かにお金かかってますね。。

千平(ちひら)というビーチブレイク。


そこここでブレイクしてますね。
しかし、セット腰とかなり小さめです。

今時期は昆布漁がシーズン。


サーフブレイク、「フンベ」でも朝1は漁がある為、海には入れません。


晴れると一家総出でコンブを獲って干すのです。


襟裳近辺の草原。


色、ヤバいでしょ?

百人浜。


フンベの滝


碑。
これにフンベのサーファーは守られているのですね。


今回、俺の乗った1番良い波のピーク。


まだ名前は無いらしい。
腰サイズの波でしたが、50m以上乗れる素晴らしいライトブレイクでした。
この日の道東サーファーでは、俺が1番良い波に乗ったと自信を持って言える波。
ローカルの皆さん、フンベが混んでる時は、やった方が良いっすよ!
次行く時までに、ブレイク名を決めといて下さいネ〜



ちょっと一息、
B級グルメ編。

必ず寄りたい「いまむら」さんの


牛乳プリン


10年前と変わらぬ美味しさ。


こちらもお約束。


さつき食堂のラーメン。


町民のソウルフード。
1分で出てきます。
みんな漫画みたい。

汁を残すと、「汁持って帰るかい?」と、おばちゃんに聞かれます。
うーむ、10年前にも聞かれたが、、、ブレてないな おばちゃん(笑)

そしてこの値段も何十年も値上げしてないらしい。


大盛(おおもり)ではなく、盛大(せいだい)なのですね…笑
味は塩と醤油があるらしい。
次は塩にしてみよう。
ミックスした「爆弾」という裏メニューもあるらしいので、行かれた方はぜひ!!


3日目の晩に行った、州祐さんの同級生のお店のトイレにある張り紙。


素晴らしいです。
俺も書きたい。



そしてドライブ、北上編。

広尾から釧路方面に賭けては牧場だらけみたいです。





釧路湿原風、湿原。


温泉発見。


ばんせい温泉。


500円でバスタオルとハンドタオルが付いてくる安さ。

ヨード泉という温泉水らしい。


茶色くてスベスベする泉質でした。

こちらはナウマン象が発掘された場所。


マンモスみたいなヤツですよね。




そこここに流れている超綺麗な川。


何分見ていても飽きがこない、限りなく透明な水の川。

1本だけ忽然と佇む木。


雄大


きっとハイジが居ますよね。



つぶらな瞳がかわいいんです。





広尾川編。
ここからサケが上る河口。


この河口もサーフブレイクなのですが、鮭が上る期間はサーフィン禁止となっているようです。

たまたま漁をしている所に出会えました。


すげぇ量の鮭。



すぐに加工場に運ばれていきました。
その加工場では、卵と白子を取り出して人工授精をするとの事。
そして、ふ化した稚魚をこの川に放流する為の漁なのです。
因に、卵や白子を取り出した後の身は美味しくないらしく、家畜や魚のエサとして加工されるそうです。


上流方面を見ると、


こんな仕掛けがされています。


ココから鮭が上流に行かないように柵でしきり、先ほどの漁をするようです。
しかしココを飛び越えられたガッツのある鮭も多少はいるみたいです。
こちらがそのガッツあるカップル。


見づらいですが、ぴったり寄り添って泳いでいました。
産卵中なのでしょうか?
もう身体はボロボロになっていて、ちょっと切ないです。



最後の晩餐・帯広ナイト編
屋台村があるのです。


良い雰囲気でしょう!?


ドコのお店も5〜8人程度しか入れません。

そして大好物の「馬の絶品レバ刺し」


うーむ…  何年ぶりだろう。。
ギガント美味ス。

この日も例によって漢祭り。


左のナベちゃんは帯広のサーフショップTWO FACEのオーナー。
全てがデカい男の中の漢でした。
これからも道東サーファーを支えてあげて下さいね。

そして右の川原さんは、今回俺の世話役をかって出てくれたナイスガイ。
なんとCOLEの板を8本も所有している超COLE狂。
話しが合いまくっちゃいました^_^
AVISOでは大波に乗らず、大切にしてあげて下さいね!
12月のメンタワイトリップ、FBアップを楽しみにしてますよ!!


ひとしきり飲み倒した最後は、やはりラーメン。
今の帯広ラーメンと云えば、サンゴ。


オススメの肉ミソにネギのトッピンク。


そりゃーあんた
美味いの美味くないのって
思い出してご飯食べられます(^_^)


そんなこんなで夜は開けて、、、
俺はお仕事に戻る事となりました。
石塚さんの百人風呂で見送られ。


石塚さんは広尾町の大統領的存在なので、ビジターローカル関係なく、すれ違うサーファーは皆石塚さんに手を振ります。
笑顔で石塚さんも手を振り返すのですが、、、いつも「だれだろう…」って呟くのでした。
有名人ってそんなもんですね。
フレンドリーなとこも慕われる所以ってことです。



シーキャビンに帰宅した後、州祐さんからのお土産玉手箱をあけてビックリ。
こんなお宝が入ってました。


なんも言えねぇ…
合掌

菜花もはしゃいぎますよ そりゃあ


付け合わせのいくらでいくら丼と、


両方を使い、カニいくら丼。


1杯5000円クラスのお味でした。



今回狙っていたのは、目黒川というブレイクのこの波。


10年前、初北海道の初ドロップがこの波でした。
それ以降このプレイスの虜となった俺。
今回は日にちを決めて来てしまった為、良い波を当てられませんでしたが、次回は低気圧を狙って訪れますね。



最後に、コチラが十勝のサーフシーンをまとめあげている佐藤州祐さん。


彼よりも歳上が沢山居る中で頭を張っていられるのは、懐の広さと人望があるからなのでしょうね。
彼曰く、「フンベに入るなら先ず挨拶、ソレが出来れば基本的にはウェルカムさぁ」と。
数々の無礼なロングボードやSUPにピークが荒らされる昨今、沢山のトラブルや分からず屋を見てきたと思います。
しかし、フンベに対する思い入れと、広野町に対する地元愛が彼の間口を開かせるのでしょうね。彼はいつも地元の活性を念頭においてます。
十勝でサーフしたければ、先ず挨拶をしましょうね。
俺的には、SUPは禁止にしても良いと思いますが… (余計なお世話か… 笑)

十勝サーフィンクラブの皆さん、コレから冷たくなるとは思いますが、頑張ってサーフし続けて下さいネ!!
来年の大会、俺に余裕があったらお手伝いに行きますからね。
そしていつか、利尻の渡辺さんトコにトリップしましょうね!!

北海道でお世話になった皆さま、本当にありがとうございました。
日本の端っこにも仲間がいる優越を感じ、今回もまた幸せ旅となりました。
ローカルの皆さん、低気圧を狙って必ずまた行きます!
大波セッション まぜて下さいね!!

See ya!!


PS
ユージ、またいつか一緒に行こうぜ。


波乗人 : ユージ